あなたの住む街も ふるさとも
お日様の光が届きますように
あなたが見るビルや 高速道路にも
お日様の光が降り注ぎますように
時々 空からは恵みの雨が降り
ほこりやくもった全てのものを
洗い流しますように
あなたが育ったふるさとでは
山が萌え 川が流れます
人が増え 家が建ち
街は姿を変えていっても
あなたが幼い日に歩いた景色は
瞼を閉じれば其処にあるから
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人の意識は何処へでも
思う場所 思う時へと行かれます
人の想いはどんな時にも
此処にいて 今この時も祈れます
時々 忘れてしまったり面倒だったり
機嫌が悪い時には
休んでしまうこともあるけど
わたしが祈った幸せは
誰かの上に忘れた頃に届きます
灯りが増え 道ができ
土の匂いが薄まっても
わたしが意識を向けたものへと
祈った想いはどこまでも届くのだから
自分の限界を決めてしまうのは
明日にして
自分が何故生きているのかを
考えるのも
晴れた日の朝にして
今夜は瞼を閉じて
美しい世界へ想いを向けて
あなたと
あなたの大切な人が
幸せなことを祈って
雨に洗い流された世界を
楽しみにして 眠りに就きます
この星が美しいことを思い出せると
思います
あなたが育てて貰った地球の全て
わたしが育てて貰った地球の全て
大切に 大切に
小さな命に手渡せますように
あなたの命
誰かの命
わたしの命
お日様の光が降り注ぎますように
春雨を待ちながら
この同じ空の下
あなたの幸せをお祈りします
mary