あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・ホワイトボード

 地図

スタンプラリーでは

参加する人に地図が渡され

その地図を元に幾つかのポイントを目指します。

立ち寄ったポイントの場所で

地図にスタンプを押していきます。

全てのポイントでスタンプを押して

ゴールするゲーム。

 

人生でも、振り返ると幾つかの

スタンプを押してきた場所

(ターニングポイント)

が浮かんで来ます。

 

スタンプラリーと違うのは

初めから地図を持つことはありません。

生まれてから

自分の人生を自覚して

歩き始めた時には まだ

向かう目的すら見えません。

何処でスタンプを押せばいいのか

どんな順序で進めばいいのか

出来上がりの青写真は見えないのです。

 

ある場所に行って

その場所で過ごしていくうちに

スタンプになるような出逢いを得たり

次の場所が見つかったりするかもしれません。

遠い目標になる場所を見つけて

そこに辿り着く為に

幾つかの通過点を選び出すかもしれません。

 

そこでまた妄想💦?空想💨?してしまいます。

 

もし、スタンプラリーのように

ゴールを知ってしまったら…。

スタンプを押す場所も知ってしまったら…。

どんな気持ちになるのでしょう??

 

先の人生がわかってしまったら

恐くて進めない?

窮屈?

想像できてしまう?

かもしれません。

 

渡されたシナリオがどんなにすばらしくても

知らないことを知っていくワクワク感や

アクシデントを乗り越える充足感は

半減する?かもしれないのです。

 

もちろん、そう思いながら、反面

自分のことが解らないと不安になったり

心細くなったりします。

ズルをしてどっちが正しい道か

覗いてみたくなるかもしれません。

それでも、最近そう言う  ウロウロする

自分のことも愛しかったりして…。

 

そして、『何とかなるよ。』

と、呟きたくなるのです。

 

真っ白な紙の上に

自分が歩いた場所とポイントを

書き込んでいって

自分だけの宝の地図を書いた方が楽しい?

行き先の解らない地図だけど

行ったところは描いてある

楽しかったこと

苦しいことを乗り越えた場所の

スタンプも押したから

宝の地図にもなるかもしれない…。

そんなことを思ってみます。

 

まだ未完成。

これからのポイントにもいつ辿り着くのか

スタンプがあるのかさえ確信できない。

そんな不確かな…だけど面白い

生きている時の中にいて

知らないことや

不思議なことを一杯書き込んで

新しい地図を作りながら

今日もあなたに手紙を書いているのです。

 

そして、あなたが受け取ってくれて

私は「ありがとう。」と喜んでいます。

冷たい風を感じながら

あなたの幸せを祈っています。

 

mary