本当は 何もかもを知りたくなるのです
知っていたら 避けられる災厄がある…？
そして 少しでも楽に
少しでも無事に
居られるかもしれないから…なんて
自分のことなのに
今のことも
未来のことも分からなくて
大切な人の幸せが 何なのかも
知らない…なんて思ったりして
知らされないことは
沢山あるのかもしれません
・・・けれど
この頃思うのは
知りたいことは 知らないままに…。
それは 目を閉じて
何も見ないのではないのです
手を引っ込めて
何にも触れないのでは無いのです
今は 耳を澄まして
聞こえるものを聞いて
目を 大きく開いて
見えるものを見て
そうして 知らされていること
それだけに集中して
大切にすることにしたのです
それでも 気が散りやすいから
全てには 触れられないけれど
無理に 未来を知ろうとか
強引に 過去を知ろうとしないだけ
だって その間に
今は何処かへ行ってしまうから
宇宙へ旅行する日が
何時来るのかも 気になるけれど
此処に居て
この世界を 自分一杯で感じてみます
知らされることは
きっと わたしの今に必要なことだから
知らされないのは
これから いつか知らされることなのか
それとも
知らないままの人生を送るのだから
全てを知りたい思いも何処かにあって
・・・何故？と 思ったり
誰かの言葉も 気になったり
目の前に起こったことに
慌てたり 戸惑ったりもしてしまいます
でも その驚きも戸惑いも
皆 ギフトだと思うから
知らされるその時を
大切にして
今 知ったことに
集中して 自分の中で咀嚼して
自分のできることを 行うことにしてみます
誰かと同じにならなくても
自分に知らされたことを
丁寧に感じていっても
穏やかな気持ちを
持ち続けられますように…。
何処からか流れ込む
不安や 怖れに触れたなら
ただ 知らされたことに集中します
気持ちは 別のところに置いて
その中で
目の前に起きたことから
次のできることを探します
そうして 一つずつ
終わらせてみることにしたのです
自分の思い通りのことを
知れることは 少なくて
知りたいことと 今知らされることは
同じではないような気がするのです
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生まれて来た意味や
生きて行う使命を
『知りたい』と 思うことがありました
何故 此処に生まれて来たのか
何をする為に生きるのか…。
それを 知っていたら
迷わずに生きられるかもしれません
・・・そう 思っていたのです
迷わなければ 容易く
早くゴールに辿り着ける…そんな風に
思っていたのです
けれど 人生は
そんなに簡単ではないみたいです
歩く道が決まっていても
例え 行き先を知っていても
スタンプラリーをするみたいに
地図も コンパスも持っているのに
時々 道を間違えて
時々 スタンプを押し忘れて
時々 一緒に歩く筈の人は去っていきます
けれど 間違えたから
見られた景色や
スタンプを押し忘れたから
戻って会える人が居て
去ってしまった人を
胸の中に抱いて
生かせることを知っていく
・・・そんなこと
あるのかもしれません
何度も転んで また立ち上がって
困った時には 助けて貰って
間違えを 許されて
優しい笑顔に包まれたり
そんなことをしている内に
思ってしまう…。
雨風を凌げて
水や少しの生きる糧があって
最低限の装備をしたら
何も知らないままに 歩くのが
好いかもしれない…。
何の拘りも 知識も
知らないまま 手探りで
小さな子供のように居られたら…。
同じ世界に居る筈なのに
今とは違う世界になるのかもしれません
知らされるのは
全てではないのです
知らされるものは
隠されて 見え難いのかもしれません
感じて 触れて
できるなら
知りたいことが知れますように…。
遠回りも
楽しむことができますように…。
冬の乾いた空気に覆われた
同じ大地の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
