今 大切なことは
生きていること。
『そうだったんだなぁ。』
と 気付いたら
驚く程世界が綺麗に見えてきて
空に昇って行くようだった。
大切なことが
沢山あると思っていた時には
目の前の世界を見ることが
嫌になるほど
クタクタだったから
世界の色が無くなっていたのだ。
灰色の世界を知っている？
楽しくなくて
怖いくらい何も起こらない。
そして
やることに追いかけられている気がして
焦るけど 何もできないのだ。
みんな大事だと思うから
どれからやったらいいのか
分からなくなって だから余計
やることに追われるのだ。
そして疲れきって できなくなったら
落ち込んだり 自分を責めたりする。
だけど 本当は
生きてることが１番だから
自分を責めて 元気を奪ったら
駄目だったのに…。
そこで休めたらいいのだけど。
そして 感じられたら
いいのだけど…。
なかなか 休みは作れなくて
だんだんワケが分からなくなっていく。
頭がパンパンでモヤモヤで
身体はガチガチでヘトヘトだから…。
もう
どうでもいい。
そう思うけど できなくて
一生懸命やらなくてはいけないことを
やり続けていた…。
だって それが
大切なことだと思っていたから。
全部が大切なことだと思ったのだ。
でも。
本当に大切なのは
感じること。
生きている身体や心が
感じることだったのだ。
それに気付いたら
何をしても
何をしなくても
どちらでもいい気がしてくる。
生きていて感じるのは
何をしたか しなかったかは関係ない。
しないことで感じても
したことで感じても
どちらでも
感じられるのだから…。
・・・そう言えば
あの時 何故
色が戻って来てくれたのだろう。
ずっとヘトヘトのパンパンで
灰色の世界だったのに。
灰色の世界にいたままなら
感じることは 息苦しくて
まだ 自分が解らなくなっていたと思う。
そんな時には
何処に行っても楽しくなくて
周りのことに一杯傷ついていたのだけど。
・・・・・・・
そうだ❗あの時に
《有る》ものを数えることに決めたのだ。
それまでは
失ったものばかりが目について
無いものばかり数えていたのだ。
でも あの時に
有るものを見ることにしたら
生きてる命が有ることに
気がついたのだ。
不思議だね。
生きているのは
当たり前のことなのに…。
あの時に 初めて気付いたような
感じがしたのだ。
そうしたら
だんだん色が見えてきて
庭の草に咲く 小さな花を見つけたり
雨の雫がキラキラしたり
若葉の色がみんな違うことに気付いたのだ。
お日様が綺麗だな。って思ったのは
眩しすぎて
ずっとずっと後だったけど…。
空は本当に綺麗な顔を見せてくれて
毎日 外へお出でよ。と
言われているみたいだったのだ。
何でもない毎日の
この世界が こんなに美しいのだ。
そう 本当に思ったのだ。
みんな本当に美しかったけど
それを感じる自分が
この世界に生かされていることに
涙が零れるほど感動して
この命が在ることが有り難くなって
それから １つだけ大事にする
そう決めたのだ。
生きていること。
生きて感じていること。
もう 二度と
灰色の世界に戻らならないように。
沢山のことを 大切には思わない。
自分の命が 大切だってこと
やっと気付いたから。
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そんな私だけど
あなたの幸せを この空の下から
そっと お祈りしています。
mary
