この世界にいること
あなたが 生まれてきたのは
偶然ではないと 知っていますか？
あなたが お母さんを選んで
この世界へとやって来た
信じられない人もいるかもしれないけれど
うっすらと思い出しませんか？
お母さんの為に何かしなくちゃ…。
そんな風に感じたこと。
お母さんが笑っていると
嬉しくなった 遠い日のこと。
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この世界に生まれたことは
奇跡なのだと思います。
この今に居る
それは 沢山の奇跡が重なって
この身体 この心
この霊（たましい）として
此処に居る
この 今と言う時の瞬間に
この世界にいることは
やっぱり 奇跡なのだと思います。
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・・・私の愛する人は この世界で
やりたいことが一杯ある人でした。
２０２０年の東京オリンピックを
観に行くのを楽しみにしていました。
その日に この世界にいることを
疑うことなど無かったから…。
そんなある日 白血病を発症し
その翌日から
・・・たぶん
生きるための闘病と
この世界から去るための
支度を始めたのだと思います。
それは 全く自然に行われて
生き抜く為に一日一日を過ごし
そして
最期の日が来た時には
そっと逝って終えるほど
７ヶ月の闘病生活は過酷で
学び多き時間だったのだと思います。
それは 周りの遺された者にとっても…。
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今を生きているのは
そんなことや こんなこと
一人一人に恵まれた
生きている空間を経験すること
今此処に生まれ
生きていることが 不思議だけれど
自分で選んで決めてきたこと…。
それが どんなことになったとしても
奇跡の重なりの結果なのかもしれません
過酷な人生を
もし 選んで来たのだとしても
その一日の中に
小さな喜びや
小さな希望の光を灯すことは
自分が決めても良いのだと思います。
そうでなければ
途中で手放したくなるでしょう。
自分の人生を最期まで
身を尽くすこと。
それは この世界を去る日まで
ずっとずっと続いていきます。
修行をするような
厳格な日常を送ることではなくて
自分の心と身体を感じること…。
自分が生まれてきたことを
大切に思うこと…。
それだけで
周りには 自分が主人公の舞台
そこに立つのは 自分自身
そして 入れ替わり登場する人々と
束の間の時を過ごして
自分の人生を豊かに 美しく
創り続けて行くことが
今からでも いつからでも
始められるような気がします。
そして 最期を迎える時が来たら
温かい『ありがとう』を
一杯伝えて逝かれたら幸せです。
今を生きること
それは
時々 ややこしくなったり
手放したくなったり
お手上げだったりするかもしれません。
そんな日には
生まれて来た奇跡のことを
ちょっとだけ思い出して
そして 自分の描いた舞台のシナリオを
明るく 演じやすく描き変えてしまいます。
描き変えた 素敵な舞台のシナリオを
軽やかに生きられますように…。
あなたの幸せを
この世界の片隅で
そっと お祈りしています。
mary
