『ありがとう』
そう 伝えられることが
本当はとても 幸せなのだと言うこと
『ありがとう』
そう 言葉にすることが
なんだかとても 難しいこと
『ありがとう』
それは 魔法の言葉です
何かを受け取ることの出来た時
『ありがとう』が溢れます
だから 受け取ることを忘れたり
気付かずにスルーしたり
手を引っ込めてしまったり…。
そうすると
せっかく魔法の言葉を言える
チャンスなのに
言えなくなってしまいます
受け取るのは ささやかなこと
例えば
隣に居てくれる その人は
いつも温もりを与えてくれている
知っている筈なのに
いつも暖かいと
知らない内に当たり前になって
有り難いことを忘れます
《いつも》は
ずっと在るとは限らないから
温もりの塊のその人に
『ありがとう』を言葉にして
側に居られるなら
目を見て ニッコリ笑って…。
ありがとうを言えるチャンスは
いっぱいあるのです
今は会えずに
隣に誰も居なくても
この世界に大切な人が居てくれる
それだけでホッとして嬉しくなって
わたしが あなたが
生きていてよかったと思うから
『ありがとう』を贈ります
・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ありがとう』は伝播します
あなたが誰かの許へ贈った
『ありがとう』は
誰かの心に明かりを灯して
その明かりは
真っ暗な世界を照らします
そして 『ありがとう』を
受け取った誰かから
また誰かの許へ
『ありがとう』は
バトンのように贈られていく…。
『ありがとう』は
目に見えない光になって
心に明かりを灯します
身の回りに起こることが
有り難いこと＝『ありがとう』
だと気付き始めたら
『ありがとう』を
言いたいことばかりになって
それだけで 一日が終わってしまう
かもしれません
そんな風に過ごしていたら
今度は あなたの許へ…。
『ありがとう』が
贈られてくるかもしれません
あなたが居てくれて
『ありがとう』
『ありがとう』が
あなたの命に わたしの命に
広がって重なっていくのです
『ありがとう』を言えるチャンスは
いつでも どこにでも
山のようにあるから
『ありがとう』そう
言葉にして 贈り合いませんか
春が来た
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
