人の拘りは 様々で
例えば よくテレビ画面で目にする
タレントのカズレーザーさんが
赤い服を着ることや
もと大リーガーのイチローさんが
グランドには左足から入ること
それから
宗教や体調や趣向ではなく
肉を食べない人や
お酒を飲まない人
服を四角く畳む人や
洗濯物を裏返しに干す人
今は誰もが日常になった
日に何度も手を洗う人
目的地まで同じ道を通る人
同じ椅子に座りたい人
本人はそれとは気づかないほど
小さなことや
目立ってしまう大きなこと
暮らしの様々な場面で
譲れない拘りを持っている人は
意外に多いのかもしれません
拘りが一つの個性になって
大切な一部として
人格を形作るのかもしれません
***
時々 拘りが強くて
生きにくいことが起きます
一つ一つのことに時間がかかって
周りと調和できなかったり
人と同じでないことが邪魔をして
呼吸しづらくなったり
心が重くなることも…。
それでも 手放せないのが
拘りなのかもしれません
そんな他人と違う自分を
肯定できなくて
心の中の苦しさに気付くのです
でも…。
誰かを傷つけることでなく
自分も傷つないでいられるなら
拘りは
あって好いのだと思います
思わぬことで
今迄の暮らしの常識が変わります
人が一律にならなくてもよい
暮らし方の中では
安心できる拘りを持つことで
強くいられたり
却って生きやすくなることも
あるのかもしれません
たった一度の人生だから
誰かにならなくてもよいのです
拘りがありますか?
なんとなく安心する形や
ルーティーンを肯定して
心地好い日々を過ごしていたら
もしかしたら
誰かも同じだったり
理解してくれたり
面白がったりする
そんなことが起きるかもしれません
自分の暮らす時間の中で
拘ることを肯定して
今日の日を過ごせますように…。
曇り空の続くこの世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary