何でもないことが心に触れて
いつまでも響き合うことがあります
それは自分の外側にある世界で
起きていることが
自分の内側に有るものと
響き合うのです
例えば 除夜の鐘の音が
いつまでも耳の奥で
鳴り終わらないように…。
例えば オーストラリアの
先住民族の楽器
いつまでも身体を震わすように…。
形は無くても
ジ～ンと響き合うものが
あるような気がします
それは 誰かの言葉が
心に触れて 心の何かと響き合い
響いているうちに
生きる力を引き出すような
いつもなら何でもない
ささやかなことなのに ある日
ふと響き出すのです
今日響くものが無くても
心配することはないのです
大切（必要）なことは ある時に
ちゃんと届くものらしいから
無邪気な子供のように
心を柔らかく開いているだけ
・・・そうしたら
自然に分かるものだから
美しい響きになって届きます
心地好く 美しい響きは
生きるのを助けてくれる
道標なのかもしれません
人は生き物だから
美しいと感じたり
好ましく想うものは
本能が危険ではないのだと
知らせています
『大切にして。』そう
呼び掛けているのかもしれません
窮屈な日や
暑苦しい日もあるけれど
命を元気にすることが
何より大事なことだから
何かが響いたら
響き合うことを止めないで
自分の命を振動させたら
気持ちが軽くなるかもしれません
どこか遠くではない
空や風 野の花や
ふるさとの景色のような
日常の中の響き合うものに
出逢いながら
生かされて
時々躓いて また立ち上がって
歩いていく
あなたがいつも
健やかでありますように
暑くなったこの世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
