豪雨が通り過ぎるのを眺めながら
今日の日に 此処に
命 在る不思議を感じて
大きな音が響く度 自然への
畏れのような感情が込み上げて
今 此処に生かされている
そう 実感する
今日の日は もしかしたら
特別な日…。
誰かの記念日や
祝日なのかもしれない
そう…。
誰にでも
大切な一日がある
自分だけでない
大切な人の記念日だったり
この世界に生まれ落ちた
バースデーや
この世界の扉となって
誰かを迎えた
大切な日なのかもしれない
そんな日を
『おめでとう』
そう言って祝えたら 幸せで
誰かと祝えるなら もっと…。
＊＊＊
時には ある年の今日は
思い出すと胸を刺すような
痛みが走る記憶だってあるだろう
生きているから
一年の中に忘れられない一日が
巡っては訪れて 去っていく
好いことはそれなりに
そうでないことは 色あせながら
柔らかな輪郭へ変化していく
他の誰かにとっては
何でもない今日の日も
かけがえのない一日だから
そのどれもが 一つ残らず
今を造り出して此処にある
見えないけれど
確かに在って
どんなに畏れを抱いても
消えることはないだろう
目に写る世界が輝いて
眩しく見えることもあるけれど
それは きっと
あなたの輝きがこぼれ落ちて
目の前に輝いているだけ
胸を刺す痛みを越えて
次の今日を迎えたから
昨日見えなかった輝きが
目の前に広がっのかもしれない
さぁ…。
今日の日に在ることを祝って
そして
新しい明日へ
梅雨の日の大雨が止んで
光に包まれたら
今日は特別な日に…。
空も大地も
穏やかでありますように…。
同じ空の下
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
