様々なものへ対処する
生きる術を知っていたら 怖く無い
かもしれません
何か大きな出来事があって
もし
自分の大切な愛する人を
傷つけるようなことが起きても
影響を最小限にする術や
助かる術 救われる術を
知っていて そして行えるなら…。
怖がることはないような気がします
術が無いと思い込んだり
どうしたら良いかを知らないと
慌てたり 遅れたりしてしまいます
例えば 病に恵まれて
その先も その病と共に生きられて
その病が身に合うようにできるなら
その術を知って そして行いたい
それができたら 何も怖くは無いのに
・・・なんて そんなことを思うのです
永遠の命の時間が 欲しいのではなく
ただ少し 安らかに
共に生きる命の時間を長らえる
そんな術を知っていたなら
覚悟したりして 後仕舞いをすることも
できただろうと思うから
何度でも 何度でも
わたしにできた 何かの術が
まだ有った…？
なんて 思ってしまう
できることが有ったとしても
力が及ばなかった…そう ずっと
思い抱いていくような気がします
・・・だけど
人なのだから と
自分の中に 覚悟ができて
人として この世界を生きるのは
悪くない なんて
いつか 思えるかもしれない
けれど それでも
きっと
知りたくなるのです
術を知り 行いたくなるのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全てに 人の力の及ぶ術が有る…。
そんな風に思うのは
不遜なのかもしれません
人の手の及ぶものばかりでない
そんな時も そんな場合もあるのだから
一人の命に できることは限られて
平和の世界が欲しいなら
自分の周りや外の世界に望みたくなる
けれど 心の中でいつもいつも
平和な世界を創ってみます
出来事や出逢いへ いつもいつも
『ありがとう』
そう 感謝を伝えて暮らしてみます
＊＊＊
生きるのは 手を尽くしても
届かないものがあるのだと
知っていく 繰り返しかもしれません
『死に様は 生き様』…と
何度も人から伝えられ
耳の奥
心の底で響く音
ならば そのままに
生きてみたくなるのです
術を知って
手を尽くすことが出来なくても
術を知りたいと
思いながら生きるのも
その時あることが全てなのだと
思い直して
そのままで 生きるなら
何か生まれるような気がするのです
そうして 自分の内が冴え冴えと
爽やかに居られたら…それが好い
命を この手で何とかしたい
そう思ってしまう……。
そんな自分の不遜さを 知っていて
それでも そのまま生きるのを
諦めたくはないのです
だから 何度でも
術を知りたいと思ったら
次の瞬間には 打ち消して
その繰り返し
生き様が 迷いながらもそのままに
死に様が ただそのままに
重なるようになれたなら
わたしには 幸いなのかもしれません
そのままの一つ一つを受け取って
感じることが 何よりの
務めのような気がしてきます
生きる為の術が溢れた世界に恵まれて
時々 その術に助けて貰ったり
そのままに暮らしてみたり
生きるのが
面白く（興味深く）なっていきます
師走の時が
ゆったりと流れますように…。
頭の中に描いた術には 囚われず
そのまま居られますように…。
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
