あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・桜花

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さくら

まだ小さな蕾をつけた枝が春風に揺れています。

桜の咲くころは旅立ちの季節。

後少し…。もう少し…そんな季節になりました。

 

春は何故か1つのことが終わって

新しい始まりを予感させます。

 

植物の営みからだけでなく

入学、卒業、就職など

人の暮らしの節目の時期が春だから

景色の一部となって記憶の中から

終わりと始まりを連想させるのかもしれません。

 

満開の桜と

桜🌸の花びらが散った薄桃色に染まった大地

その時その時違って映ります。

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  “はなのいろはうつりにけりないたずらに

                       わがみよにふるながめせしまに”

 

小野小町が詠んだ百人一首の中の歌ですが

桜の儚さは今も昔も変わらずに

人に何かを語りかけるのかもしれません。

他の歌にも桜は沢山詠まれています。

その鮮やかさと儚さに

見る者は

強く心動かされるのかもしれません。

 

 花見

昔、お花見したのは梅の花

冬の寒さに耐えて咲く姿を愛でたのだと

聞きました。

花見に桜を愛でるのが

盛んに行われるようになったのは

戦国の世の頃から…。らしいのです。

 

現代の常となった🌸桜の花見に行くのなら

何処へ行きますか? 

近くの河原?

それとも  名所を訪ねてみますか?

 

樹齢千年を越える桜の木に会えるのは

今なのかもしれないと

ふっと感じてしまいます。

何処かに会いに行ってみようかと思います。

 

近くのお寺の垂れ桜も

河原に植えられたソメイヨシノ

今年は会いに行こうと思います。

 

同じ桜を毎年愛でても

咲く時期に思うこと感じることは

その時その時違います。

美しい命の営みを感じてみたくなりました。

命に触れて

生きていることを分かち合いたくなりました。

 

声にした言葉はなくても

伝えくることがあるのです。

大きな木に出逢った時は  是非

妄想💦?空想💨?してみてください。

 

大きな木が沢山在る場所は

其処に居るだけで

命の力に包まれているように感じます。

 

命に触れている感じ

それはなんとも言えずいい感じです。

 

春から始まる営みが

希望を見失わないように

桜の花を見せてくれているのなら

その姿をしっかり瞳に焼き付けて

その時抱いた希望の光を

桜の記憶と一緒に思えるように

今年は桜に会いに行こうと思います。

 

桜を見ても見なくても

春は夏へと向かいます。

 

あなたの瞳に映る美しい景色が

あなたの支えになりますように

幸せを思い出す景色が見つかりますように

 

遠くから

あなたの幸せをお祈りします。

mary