あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・ 劇的なこと。

お話

劇のストーリーのように刺激的なことばかり

毎日の暮らしに起こっていたら

それは身が持たなくて荷が重いです。

 

ただ、一人の人の一生を

劇の一話ぐらいに短くしたら

普通の暮らしも劇的に思えるかもしれません。

 

恋愛をしたり  家庭をもったり 

老いていくことさえも

早回しにして演じたら

劇的な物語になりそうな気がします。

 

一年を一分に纏めようとしたら…。

出来事が多過ぎて入り切らないと思うでしょう。

だから  劇的な日のことや

幸せを感じた日のことを物語にして

思い描いていくのです。

 

物語には  始まりが在って終わりがあります。

例えば  私が生まれた日から今迄です。

何か事件が起きたら  その瞬間から

結末へと向かって動き始めているのです。

 

生きていたら  物語は

何処までも書き変えることが可能です。

自分自身の物語ならハッピーエンドに…。

好きな結末へ向かってみたくなりませんか?

 

それには

たぶん素直になって  好きな方に向かうこと

時には冷酷に《嫌い》を断る勇気を出します。

劇的にならなくても  日常を続けます。

それは  今日の夕食をご飯にするかパスタにするか

決めることに似ています。

(勿論  夕食の献立は例えです。)

誰かが決めた人生を生きるか

自分が決めた人生を生きるのか

それが問題。

選択する自由があるという  お話です。

 

生きている間は選ぶことの繰り返しです。

選択することに慣れていくと

何となく選べるようになって

楽しくなります。

誰かを思い浮かべずに 

簡潔に  自分の答えを選びます。

 

どう生きたら良いのか解らずに

モヤモヤしたら

とりあえず…もう嫌だ❗と言ってみます。

泣いて?  怒って ? 愚痴を並べて ?

自分の力ではどうしようもないとあきらめて

『助けてください。』と言ってみます。

 

助けを求められたから

『ありがとうございます』そう言って

ホッとします。

 

後は…お風呂に入ってゆっくりします。

頭の中では

自分ができる小さなことを探しています。

 

そして小さなストーリーを生きてみます。

例えば散歩するとか…。笑うとか…。

 

イメージが解るのは

自分のストーリーだけだから…。

他人が登場したら

アドリブでどんどん変わっていくので

思い通りにはなりません。

それも素敵✨✨な物語かもしれません。

 

劇的…それは  ほんの一瞬のこと。

そしてどんな人生も劇的な瞬間が

あるのだと思います。

大切な  世界でたった一つのストーリーです。

 

結末はハッピーエンドに

それは思い通りでなくても

味わいのある素敵な物語でありますように。

そう願いながらストーリーに飛び込みます。

 

朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて…。

毎日繰り返す大切なこと。

 

時々劇的な  誰れかに恋をして  とか

宝物を探しに冒険をした日のことが

アクセントになって人生は続きます。

 

あなたの  あなただけの劇的なことが

日常に時々煌めく物語。

 

幸せでありますように

同じ空の下からお祈りします。

mary