躓いて転んだとき
水溜まりに写る空が
輝いて 煌めいて
涙が零れたのだ
擦りむいた膝が痛かったから
じゃなくて
この世界で どうでもいい自分のことが
悲しかったから。
空が青く どこまでも
澄んで 包み込んだ時
愛を伝えに来たのだと
聞こえた気がしたから
水に写った地上の空
僕への贈り物のようで
涙を拭いて 立ち上がり
歩き出せたんだ
夕焼けでオレンジに染まっていく
空を見上げながら
あの時心にやって来た
空を 大切に思ったのだ
ありがとう
食べたくて 苦しくてなって
その繰り返しだった頃
大きな木の影にうずくまって
涙が零れたのだ
食べすぎて 食べられなくて泣いたの
じゃなく
この世界で どうでもいい自分のことが
少し悲しかったから
水も木も草も お米だって
大地から恵まれて
誰かが愛を注いだと
聞こえた気がしたから
僕の命はあなたの命がくれた
贈り物のようで
涙を拭いて立ち上がり
歩きたいと思ったのだ。
大きな枝を広げていく緑の木を
見上げながら
生き物が 僕を創ってきたこと
思い出したんだ。
涙拭いて 立ち上がって
歩き出せたんだ。
空も大地も僕たちと
１つだったこと
涙こぼして気がついた
あの日があったから。
目の前に広がる大地は
僕たちへの贈りもの
繋がってる生きものたちが
みんな大切だと思った
ありがとう
mary
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誰かがそんな風に呟いた気がしたから…。
躓いて 転んでも
ご飯を食べ過ぎたり食べられなくても
それでも あなたが
生きていて 誰かに出逢う
明日という日を迎えられたら
何故だか解らないけど
私は 嬉しくなるのです。
そして
あなたの幸せを
同じ世界の片隅でお祈りします。
mary
