あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨日本に生まれて


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どこにでも日本を…。

日本という国に生まれ

日本人であることは 

当たり前のことでした

 

アジア系人種特有の

黒髪に黄色味の肌色をして

・・・それも生まれた時から

鏡の中に在る  自分の姿そのままです

 

半世紀余りを生きてきて

そのことに  改めて気付けたことは

 

新鮮で  意味深いこと…。

 

そして  大袈裟なようですが

いつでも  何処にでも

自分が居るということが イコール 

日本がそこに〔在る〕

ということなのだと感じています

 

 

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不思議なことですが

『日本人として』の《感覚》は

自然に  当たり前に

 

髪の色  肌の色と同じように

身に染み付いているような気がします 

 

例えば  

神仏への畏敬の念を抱くこと

 

多くの見えない対象へ

祈りを捧げられることは

 

全ての人にとって

当たり前のことではなかったのでした

 

家の中に  神棚と仏壇があり

お正月には神社に初詣に行き

先祖のお墓参りをする…。

 

春夏秋冬の中に

当たり前に  神様も仏様も共に在る

そんな暮らしを  ずっと

当たり前だと思っていました

 

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それでも  衣食住は 

随分  欧米化されてきました

 

*衣

和服で暮らして居る方は

私の周りには  もう居ません

 

私も  日常に和装を

取り入れそびれてしまいました

 

けれど  過去の人生の中で

大きな節目や行事には   

身を正すような想いから  和服を着ました

 

 

*食事

 一般的に

パンやパスタに押され

お米を食することは

随分  減ったように思います

 

普段から  食に対して 

余り興味が持てないのですが

それでも  お米の無い暮らしは

想像できません

 

おむすび🍙やお寿司のような

お米でなければできない

美味しい食を生み出してきた

先人に感謝しかありません(*^-^*)

 

そして  日に度々

緑茶をいただきます

 

 

*住まい

生まれた家も

嫁いだ家も  日本家屋です

 

畳の部屋で  座布団に座り

夜具も布団を使います

 

暮らしの中の

どこにでも  日本が有ります

 

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それは  言葉にすると

簡単ですが

 

暮らしだから

深く  豊かで複雑です

 

繰り返し触れて  一部になります

 

そうやって

特別なことでなく

 

ささやかな暮らしと共に在る

《日本》を

自分の中で育てていって

 

当たり前に  居るだけで

どこにでも

日本は

生まれていくような気がします

 

曇りの朝

少しだけ空気が緩んだ  大地の上から

あなたの幸せをお祈りします

mary