人生で経験したことが
自分の中に蓄積されて それが
一つの基準となることがあります
例えば 過去の職場環境が劣悪だった…。
そうした経験は 次の職場環境に
少しの不満を感じても
その前の職場が基準となって
それ程酷く 悪くないなら
乗り越えてしまえるかもしれません
また とても大きな変化を経験した時には
その後の小さな変化には
動じなくなっているかもしれません
元々の素質もありますが
経験したことによって
考えや基準も違っていくような気がします
同じ状況に遇って
今起きていることが 自分には
困難に感じなかったとしても
誰か 他の人にとっては
大きな困難に感じるかもしれない…。
一人一人のそれまでに恵まれた
経験が違っているのを
知っていて想像するのは
大切なことかもしれません
経験が増えていくと
次のハードルの幾つかは
越えやすくなるような気がします
特に困難な状況を過ごしたら
その乗り越え方や 回復のしかた
様々な経験になって蓄積されて
次に同じような状況に陥った時
前の経験を思い出し
『あの時に比べたら…まだ大丈夫。』
なんて 思えるのかもしれません
それが 一つの耐え得る基準に
なるような気がします
辛いこと 苦しいことが有って
その先を生きていることは
それだけで
大きなことのような気がします
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傷だらけになった日は
傷を治すことだけ考えて
無理をしないのが一番です
自分の回復を経験すると
他の人の状況や感情を察したり
想像することができるようになって
いくのかもしれません
繰返し経験を重ね
同じような状況を思い出して
手当てして 回復をし
経験値を上げていきます
RPGの主人公のようにです
例えば 骨折をした時に傷ついた骨は
前より太く強くなるそうですが
肉体だけでなく 心も
同じなのかもしれません
それでも時には
自分の経験の範疇を越えてしまったら
その時は
周囲に頼ってみたり
専門家の扉を叩くことも
選択肢の一つかもしれません
そして 立ち上がって歩き出すなら
それも 経験値を上げることに繋がって
基準も変わっていくのだと思います
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今
恵まれていることが
沢山あります
けれど それ以上のことが 周りに
沢山溢れていて
自分に恵まれているものや
恵まれている状況を忘れそうになります
それは 自分の心の中に幸せを
感じ難くするような気がします
何もないことが良いのとは違います
周りが見え無いのが良いのとも違います
けれど 自分の掌に在る
恵まれたものが 見え難くなるのは
とても残念な気がします
情報が溢れた 現代社会で
目に写る誰かの 素晴らしさが
とても身近に感じられて
それを 基準にしてしまったら
自分の世界は窮屈になるかもしれない
なんて思います
自分の掌に在るもの
・・・それは 何なのでしょう？
そこに在る宝物が見つかったら
素敵です
基準となるのは 自分の人生で培った
沢山の経験値や掌の中のもの
なのかもしれません
その基準を頼りに その上で
正直でありたい
優しくありたい
美しくありたい
豊かでありたい
誠実でありたい
etc.
そう望む方へ向かって
一つずつ行っていくことしかできません
きっと 人によってなりたい形は様々で
人の数以上の姿があるような気がします
基準となってくれている過去たちや
元々自分の持っている素質を
真綿にくるむように大切にして
経験して生まれた基準や
回復して強くなった
体や心が在ることを
知っていられたら素敵です
朝夕寒くなりました
過去の寒さが教えてくれる
耐え得る基準を目安にして
ご自愛ください
同じ世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
