習慣のように 心の中で
思うことが在るのは 幸いです
例えばそれは わたしにとって
祈り です
特定の宗教は持たない身
けれど
死を見つめて
生きることに迷った日
生きているのか そうでないのか
それさえも分からずに
心がさまよっていた時
人の言葉の中に それから本の中に
あらゆるものから
響くように 心の扉を叩かれて
『我が身の内に 神様
仏様がいらっしゃる…。』
そう知らされた気がして
だから 自分を粗末にしたらバチが当たる
そして
自分ごと神様も仏様も大事にしなきゃ
なんて 雷に打たれたみたいに感じたのです
今は 迷わずに
ただ 祈ります
特別なことは何も無い日常だけど
神様や仏様と一緒に居られることに
込み上げてくる熱い思い
右の掌と左の掌を合わせて
しんとした心にして
今在る世界に感謝して
この世界の平穏や安寧なことを祈ります
そして 自分の心が
平和で居ることを確認し
行いを見つめて
生かされていることを実感します
けれど…先人の作った祈りのしきたりや
作法や言葉は知りません
朝起きる時
食事をする時
出掛ける時
車に乗る時
帰って来た時
お風呂に入る時
眠る時…etc.
いつも
平和な世界の在ることを祈ります
恵まれたことや ものごとに
『ありがとうございます』そう言って
『いただきます』や『ご馳走様』
『行ってきます』や『ただいま』を
お陰様で…と声にして
いつもの思いで過ごします
そうしていると いつも
思うことが決まっているから
他のことが浮かばない…。
『どうしよう』と 迷ったり
『・・・だったらいいのに』と
他の考えが 入ってくる余地は無くなって
習慣のように
平和で穏やかな 場所へ入って行きます
掌を合わせるのが
合図になるのかもしれません
それとも 神棚や仏壇が
拠り所となって 迷わないように
救ってくれているのかもしれません
丁度よいように 手を繋ぐ
そんな 場所を
知っているのなら 幸いです
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部屋の中がスッキリと片付くように
頭や心も シンプルで居られたら
疲れずに居られるような気がします
もし 大きな想像の世界を創るのなら
嬉しい 楽しい方が元気になります
心配や 不安や大変に思う世界を
想像するなら 行う前に
疲れてしまうかもしれません
そして 漠然と失ったものが
何かも分からないで
探していたら ソワソワして
落ち着かないかもしれません
今 在ることに『ありがとう』と
一つ一つに伝えるだけで
一日一杯有っても足りないのです
そうしていると 疲れよりも
熱い思いが込み上げて
元気が出てくる気がします
一日は誰の上にも同じように恵まれて
けれど その一日を どう使うのかは
各々に任されているから
同じ今日という一日を
恵みだと思って過ごすのと
嫌々…いいえ
恵まれていないと思って過ごすのでは
夜を迎えた時に
自分が違っているような気がします
もし 今日
生きるのを許されているのなら
好いものと過ごします
そう決めて 嬉しいこと
楽しいことと過ごしたら
今年の冬は 素敵な時間を
過ごせるかもしれません
そして いつも
習慣のように祈っていたら
不安や恐れと過ごす時間は無くなります
朝の冷たい澄んだ空気の中で
白い息を楽しみながら
同じ大地の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
