真夜中に
東の空を眺めて流れ星を探します
双子座流星群
昔より 星が見えるようになったのは
気のせいなのか それとも
空気が綺麗になったのか
目がよくなったせいなのか…。
定かではないけれど
オリオン座の左を 小さな短い光が
あっという間に落ちてきて
双子座流星群の最初の一つは
消えていきました
それから 直ぐに二つ目も…。
寒いので 今度は窓越しに三つ四つ五つ
明るいの 長いのや短いの
オリオン座の回りや
オリオン座を遮るように流れていきます
何番目だったのか
大きくて 長い明るい光が流れる時には
音が聞こえるようでした
真っ暗な静寂の中で
なんの音も聞こえる筈はないのです
そんな風に流れる度に
『うわぁっ』と思って 感謝して
『もういいかな…。』と 思う度
また一つ二つ…。
日曜だったから昼間
ゆっくりしたせいで
眠気もなんとか我慢して
星空を見続けて
気付いたら二時半を回ってしまいました
寒さも一段と増してきて
十二まで見て 終わりにしました
双子座流星群
同じ空を見上げていた人が
きっと いるかもしれない…と 思いながら
冬の夜の一時を過ごします
願いごとは・・・ 内緒です
流れ星を見られただけで
ご褒美を貰ったみたいな夜だったから…。
この幸せに『ありがとうございます』
そう 星が流れる度に呟きます
遠くで燃え尽きていく星たち
現れて 消えていきます
今夜もお天気なら
また
見えるかもしれません
寒いから
暖かくして
今年の今日の日の
楽しみを
喜びながら過ごします
同じ空の下
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
