昼から降りだした小雪が
夕方には 辺りを白く染めて
寒さが一段と身に染みます
空からの贈りもの
久しぶりの白い世界に囲まれて
冷蔵庫みたいです
ニュースの中では
東京タワーが早目に点灯し
その熱でつららのできるのを
防いでいる様子や
路面の凍結を写した
映像が流れます
雪には不慣れな
都会の様子
寒い夜
ご無事なことを願います
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明日 関東では
松が明け 松飾りを外し
暮らしも日常へ…。
一月七日は
正月のご馳走も一段落です
七草粥を拵えて
体に優しい食事をします
春の七草は綺麗なパックに入って
スーパーに並びます
せり、なずな、ごぎょう
はこべら、ほとけのざ
すずな、すずしろ
母が 祖母から伝え聞いた
『七草なずな、とおどの鳥の
日本の国に渡らぬ先に、七草
揃えてストトン、ストトン』
そう 歌いながら七草を刻んで
お粥を炊いていたように
我が家でも
七草粥を拵えて 頂きます
同じ様に繰り返す
今年の暮らしが
有り難く 愛おしくて
恵まれた今日の日が
明日も続いていくのだと
何の疑いも持たないのが
我ながら可笑しくて
『ウフフッ。』と
笑ってしまいます
この寒さを越えたなら
暖かい春が来て 生き物は
芽吹きを迎え 動き出します
それまでの 少しの時間
冬には 冬のできることをして
楽しめたら素敵です
読書や お料理や書き物
縫い物 お片付け…etc.
丁寧に暮らすなら
時間が幾ら有っても
足りないかもしれません
備えて 明日を迎えたら
楽に 一日が過ごせます
そうして 趣味や楽しみに
使える時間を生み出して
冷たい寒の日を
面白がって過ごせますように…。
白く染まった世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
