後ろから見える世界
小さな子が 訳の解らないことを言った時
そんな時は 後ろから同じ目の高さになって
小さな子の見ているものを見てみます。
それでも 透き通った子供の瞳に写るものを
見ることはできないかもしれないけれど
想像して 『見えたらいい』と思ってみます。
そうしたら…。もしかしたら
見えなかった解らないことが
ほんの少し 見えてくることが
あるかもしれない…。
そんなことを思ってみます。
向かい合っているだけでは見えない世界が
あるのかもしれません。
どうしても 見ているものが見えなくても
小さな子の見ているものを信じたいと
思いたい。そう思います。
だから 後ろに回って目の高さに合わせて
同じ方を見てみます。
できれば 鼓動を感じるくらい近づいて
同じように見たいと思って 見てみます。
もしかしたら
それは 子どもだけでは無いのかもしれません。
出逢った人が見るものを
信じたいと思える人でありたいと思います。
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生きているといろいろな人に出逢います。
人より前を歩く人
人の後ろを歩く人
人と並んで歩く人
ひとりきりで歩く人
いつものその場所から見える世界
それは安心するかもしれません。
他人が見る世界には 慣れないから
落ち着かないかもしれません。けれど
立つ場所 目の高さ 鼓動を合わせて
見られたら 違う景色を見ることの
楽しさを知ることができるかもしれません。
《その人》にはなれないけれど
想像しようと思えるようになるだけで
世界は少し変わって見えるのかもしれません。
《その人》 の哀しみは解らなくても
想像して察することはできるかもしれません。
《その人》の痛みは解らないと思うけれど
痛みを感じている人なのだと言うことは
忘れずにいたいと思います。
そして
いつでも準備して その人の必要な時に
耳を傾けられたら良いと思います。
同じ目の高さから 同じものを見て
後ろに立って
《その人》とその人の見るものを
見ようとする。それが大事…。な気がします。
あなたから見えるもの
いつか教えてくれますか？
あなたが話したくなった時まで
私は準備をして待っています。
そして教えてくれたものと
それを 見ているあなたの後ろから
私もそっと 見られたら良いと思います。
同じものを見えなくても 出逢えたら
小さな奇跡が始まるかもしれません。
あなたの見える世界のこと
誰かに話してみてください。
笑わないで 想像してくれる人が
必ずいると思います。
あなたの見える世界は
欠け換えの無い世界です。
大切にして 信じていられますように。
そして希望の光が指しますように。
幸せを そっと此処からお祈りします。
mary
