想像しよう
空が晴れた日の青空と白い雲
その下を 身軽に歩く日のことを
もしかしたら 電車に乗って
海の近くの街までいって
日が暮れるまで
潮騒を聞いているかもしれない日のことを
想像しよう
雨が大地を潤して 水溜まりを作る日
傘を指して
雨の音を聞きながら歩く日のことを
もしかしたら 呼ばれているような気がして
友人の許を訪ねていって
思い切りおしゃべりをするかもしれない
日のことを
想像の翼を広げたら
未来へも
過去へも
そして 今の中のどこへでも
飛んでいけるような気がするから
〈・・・それは 夢の中だけなのだろうか〉
いいえ そうではないのだ
想像し続けたら
飛んでいける
元々有った筈の
忘れてしまった翼のことを
思い出すだけなのだ
飛び方を思い出せないなら
目を閉じて
大きくゆっくり呼吸をして
自分に翼があることを
想像しよう
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行きたい場所
会いたい人の許へ
心を それから
愛を 贈りに飛んでいこう
想像してみよう
あなたの許へ
見えないけれど
誰かの愛が届くこと
想像してみよう
地球の何処かに
あなたの想いが詰まった
小さな種が蒔かれること
想像しよう
今 この世界の何処かで
肩を落として泣いている
誰かが いつか笑える日がくることを
想像しよう
怒りで思わず振り上げた拳に
いつの間にか
花束を握っている自分の姿を
この世界は
見えるものだけで
できているのではないのだから
心の中で 想うこと
それは
いつでも自由にできる
そして
あなただけの世界は
無限に広がっていく
想像しよう
あなたの中で
幸せが呼んでいること
この大空の下
あなたの幸せな笑顔を想像して
あなたの幸せをお祈りします
mary