誰かの命 あなたの命やわたしの命
誰の命も変わりない
同じ一つの命の重さ
時には優劣や
正否…の印が貼られたり
短くても長くても
それでも
命の重さは変わらない
一人一人の命の物語は様々で
恵まれることも別々で
生まれてから 終わりまで
同じ様でも別々で
何かに決められた それとも
決まっていた一生を
好い時も 好くない時も
そのままに その時
その空間を思い切り味わって
ささやかな時の中で
心の中に穏やかな
平和の居場所を
少しずつ広げるだけ
何処へ向かえば 心の中は安心で
何をしたら
心は満たされて行くのだろう
道端の草は
『咲いてもよいか』
確かめるだろうか
風は『どちらに向かって吹けばよいか』
確かめているのだろうか
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行うことは 廻り回って
身に還ってくるものだから
何をしても
一つの命に変わらない
命の物語を一人一人が紡ぎだす
喪って 振り返るあの日
恵まれて 振り返ったあの時
どれも皆
幸せだったのだと知らされて
無いものは美しく
心の奥で時に磨かれ輝いて
大切な一部になっていく
同じ時 同じ場所にいられたことが
奇跡なのだということを
隣に居ると分からない
時も場所も同じが無くなって
初めて 『幸せだった』そう
知らされて 噛み締めるのは
なんだかとても残酷だけど
気付くのだ
出逢えたあなたが居てくれた
それだけで胸が一杯になって
『ありがとう』が溢れ出す
幸せは いつでも
今 此所に在るものなのに
過去へ行ったり
未来へ行ったり
どこか他所へ行って
見つけようとしてしまう
今ある命
誰かの命
この命
命の重さは変わらない
他の誰にも代われない
大切な一つの命
梅雨空が続いて
大きな雨雲が
空を覆っても
夏はそこまで来ています
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
