豊かさに慣れて
当たり前になり過ぎて
電気も水も 食生活も
持ち物も 医療費さえ
知らぬ間に
より多いことが
当たり前で 良いことのように
沢山のものに囲まれて
多くのものを持つことが
幸いなのだと思い込んで
暮らしは
より華やかに膨らんで
きたのかもしれません
形在るものが
確かなものと思い込み
形在るものが
豊かさの証のように感じるのは
刷り込まれた思い込み…?
物も 思いも行いも
持ち過ぎてしまったことには
気付かずに
却って窮屈に
なっているのかもしれません
物質に恵まれた豊かさと引き換えに
なくしたものがあるようで
通りすぎた時間を残念に思います
重たい荷物を抱えては
自由に飛べなくて
それでも有るものを手放せないで
重くなったのは思い込んだ
心のせいかもしれません
それは 恵まれた境遇を
否定するのとは違います
在るものが
いらないのとも違います
忘れていた過去の暮らしを
懐かしむのとも違います
『有ったらいいのに。』
そう思うものの影を追い
掌に無いものを探したり
足りない事を気にやんで
暗い気持ちになっていた時間を
少しずつ減らして過ごすだけ
明日の平和が信じられる
今にいることは
特別で
同じだけ 心の中を平和にして
響き合うなら
もう少し あと少し
長くこの世界が平和で在ると
・・・そんな気がするのです
雨降る夜は
暗闇に落ちそうな時もあるけれど
同じ空の下 この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary