生まれる時に母を選んで…。
平和な時代の
この日本という国に生まれて
生まれた場所
生まれた家
生まれた…etc.
様々な要因は有るけれど
日本という国を愛していることに
今更 気付かされている
出来の悪い部分を
言い連ねれば切りがない
（それは我が身とて同じだから）
それでも 愛すべき我が母国だと
強く感じられるのは
大きな幸いかもしれない
生きてきたから
数年前には解らない
知らなかった感覚
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そうして世界を見ていると
彼方にも此方にも
美しい日本が顔を出して
喜びに包まれて
美しい想い
美しい言葉
美しい所作
美しい景色
美しい衣
美しい食
美しい住まい
美しい映像
美しい佇まい…etc.
あまりに近くに在ると
見えなくなって
あまり他人事だと
知らないままで
一人の人の心の中に
一人の人の言葉の中に
一人の人の行いに
あちこちに日本の美しさが
肩を叩いて 『ほらほら』と
知らせてくれる
この地上に生きている人も
命を燃やし尽くした人も
輝いて
今がどんなに辛く苦しくても
未来が有るのだと
語りかけているように
綻びたなら
繕って
足りないなら
工夫して
底の底
ずっとずっと奥の方で
ちゃんと根を下ろし
日本が息づいていく
外側から日本を見つけて
繋がって
輝きは広がって
それはスピーカーで声高に
語るものや
意図する映像で惹き付けるもの
とは 少し違う
静かに けれど確実に
波紋のように広がって
誰かの心の中に
小さな種子が蒔かれるように
美しいこの国の
今見たものを
美しいと感じて
今在るものを
育てられる幸いは
この国に生まれた奇跡なのだから
大切に 大切に…。
穏やかで 静かな
心の平和を創造していく
止まない雨はないのだから
雨雲のことを思うより
明日か明日 そのまた明日
晴れた日の
お日様を思い描いて
空も大地も穏やかで
人の暮らしが平和なことを
祈ります
mary
