紫の花を飾って
心を整え 彼岸の日々を過ごします
大切なのは 目には見えない
触れられないけれど ちゃんと居る
亡くなった人達との繋がりです
香を手向けて
身を浄めて彼岸の日々を過ごします
大切なのは 見守ってくれている
導かれていることを ちゃんと知り
亡くなった人達を感じることです
手を合わせ 心の奥で話をして
今日の幸せがあることに
感謝を伝えてホッとします
優しかった日々
厳しかった日々
暖かかった日々
それ等をみんな花束にして
一つ花が開く度
春の香りが広がります
何れ彼岸に渡る それまでは
好きだったもの あれこれを拵えて
お供えします
お会いしたことの無いご先祖様
お世話になった父母
大切に想うあの人を
いつもより少し近くに感じながら
たった七日を過ごします
お彼岸は 日本ならではの
習わしなのだということですが
一人では無いことを知らされる
暖かい日々のような気がします
どんな風に生まれて
どんな風に生きてきても
命ある 今を
大切にして過ごすことが
命を繋いでくださった祖先への
供養なのかもしれません
暖かい春の日に
空も大地も 穏やかでありますように
この世界の片隅で
あなたが幸せでありますように…。
mary