穏やかさは人によって各々で
感じ方も 表し方も違います
もしかしたら
自分は穏やかなつもりでも
周りからは そうでなく写ったり
過去の残像のままなら
今は見えていないのかもしれません
穏やかな風景を頭に浮かべる時
水面に風が作る波紋を想像して
どのくらいが穏やかなのか
見つけてみると 少し具体的に
なるのかもしれません
人に倣うのは 容易くて
同じにはなれないけれど
分かりやすいかもしれません
倣ったつもりなのに
穏やかな風景にならなかったら
もう少し静かなものに
合わせると 違った穏やかさが
見つかるかもしれません
例えばそれは
木々の揺れ
しとしと降る雨
蝉の声
ガラスのコップで氷が溶けて
カランと鳴った時の響きや
小さな子供の
呼吸だったり…。
そして 穏やかさは
自分の深い呼吸の中に
健やかな肉体の中にも
宿っているのかもしれません
自分の身体や心の波を
知らずに日々を暮らしています
有るものを 無いことにすると
歪みます
有るものなら 在るままに
『そうか。そうか…。』と
暮らしたら
尖った角は丸くなり
違うものへと変化して
美しいものになるかもしれず
似たことが起きたなら
『そう言えば…。』と思い出し
笑ってしまえるかもしれません
外側を穏やかに願うなら
一つ一つを丁寧に洗って
干して手をかけた
今日の洗濯物みたいに
着る人の無事を祈って
付いた汚れや垢やetc.を
払って流して軽くする
繰り返し…。
そうして 想うこと
行うことに集中するなら
波立っても 揺れたとしても
大地に根を深く広く張り
真っ直ぐに 空を目指して
伸びていく
大樹のように
居られるのかもしれません
穏やかさは
人によって違います
誰にとって
何にとってなのかによっても
異なるような気がします
雨が去った今日の風は
穏やかな気がします
一斉に鳴き出した蝉の声も
穏やかな気がします
空をゆったり渡る白い雲も
穏やかな気がします
そうやって 穏やかさは
何処にいて何をしていても
語りかけて来てくれます
耳を傾けて 触れてみたら
『あっ🎵これ。』なんて
見つかるなら
合わせてみるのも素敵です
涼しくなったり暑くなったり
雨が降ったり 陽が照ったり
ままならぬ空模様ですが
健やかでありますように…。
夏の盛りを過ぎた
穏やかな陽だまりの大地の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary