様々なことが同時に起きたり
予想もつかない
自分の許容量を越えた出来事に
遭遇した時には
自己の崩壊を防御する働きが
誰にも自然に
備わっているのかもしれません
思考の停止や
動作の停止
記憶機能の停止…etc.
だから 大きな出来事に襲われると
そこだけ空白になってしまいます
その時
何をしているか
何をしたか
どんなに思い出そうとしても
思い出せない 空白の時
体も心も 思考も記憶も
無意識に…。
現実の困難の外側へ
連れ出してくれて
自然に発動して
保管して 守ってくれます
＊＊＊
自分から無意識の状況を
作り出す
アスリートが競技中のことを
覚えていないゾーンのように
意識の外側に身を置くような状態へ
自分から飛び込んでいって
それまで使い切れていなかった
自分に内在している力を
解放し 反応して
不可能を可能に変えていきます
それは無かったものではない
自分の内に有ったものを
使いこなす能力です
人は 元々備わった能力の
ほんの少ししか使えていない
らしいのですが
フルパワーでずっといたら
八十年生きることは難しいから
無意識にコントロールして
生存に適した機能と
そのメンテナンスを上手にして
長生きすることを
選んできたのかもしれません
人の能力は まだまだ
無限の可能性を含んでいます
それは きっと人によって
時によって違うのかもしれません
失敗して 何か出来ない時
人と比べて 劣って見えてしまう時
自分には まだ能力が残されていて
使えていないだけなのだと
思えたら
ちょっと気が楽に
心穏やかになれるかもしれません
使い切れていない能力を
使うのは
特別で大切な瞬間にして
目の前の世界に集中したら
必要な時 必要なことが
動き始めるのかもしれません
朝晩の空気が冷たくなって
コオロギの声が響きます
曇り空の下 この世界の片隅で
あなたが 無事に
健やかでありますように…。
mary
