言葉はいらないのかもしれません
けれど 伝える為には
言葉しかないと思っていたから
拙いけれど言葉を紡いで
今日 上手くいかなかったことでも
明日何かが変わって
上手くいくかもしれないから
明日の風に吹かれてみようと
言葉にしたり
目に見えないほど 少しずつでも
現実は変わり続けているから
辛い日が
ずっと続く筈がないことや
生きるのは
良いことばかりじゃないけれど
悪いことばかりでもないのだと
生きていることが奇跡なのだと
零れた心のそのままを
言葉にして 手紙を書いて…。
誰かがひとりぼっちだと
感じずにいられたら
それだけでよかったのです
過去に辛くて 苦しくて
明日が見えなくて 暗闇に落ちた時
言葉に救われた日が有ったから
***
多くの人が 自分の一部を失って
そこから蘇った姿を見ている内に
言葉なんかいらない…。
かもしれないと 思ったりします
映像で流れる
パラリンピックで競技する
選手の姿から
その応援をする人たちの姿から
沢山のことを受け取って
成熟した完璧な大会の在り方では
なかったかもしれないし
時世に合っていたのかも
分からないけれど
沢山のメッセージが
その姿に写し出されて
心が振動してしまいます
それだけで十分な気がして
それだけで 完璧で美しい
気がしています
それだけで 有るものを
大切にして
有るものと
生きていきたくなるのだから
あなたはあなた そのままで…。
そんな風に言われているようで
何故だかとても
有り難くなるのです
そうして 今日の日が
無事に終われることが
やっぱり
有り難くて 仕方なくなるのです
大雨や雷や 霧雨や曇り空
雲に隠れて見えなくても
空にはいつも
お日様が見ていてくれるから
ひとりじゃない
何処かで同じ
空を見上げている人がいるから
ひとりじゃない…。
すっかり秋めいてしまった
この世界の片隅で
あなたが健やかでありますように…。
あなたの幸せをお祈りします
mary