小さなものへ
遠くのものへ
見えないものへ
触れられないものへ
想いを寄せるのは
簡単なことでは
ないのかもしれません
それは 生まれたばかりの命や
地球の裏側に生きる人々
表には現れない心の動き
海深く 土深く在るものも
意識しなければ無いのも同じ
皆 自分とは
関係ないような気がするけれど
何処かでささやかに繋がって
影響し合い いつかそれは
あなた(わたし)だけではなく
未来の縁や 子孫たちへと
繋がるものかもしれないし
過去に遡ってみたら 一つ
だったりするのかもしれません
いつか知らされるその時まで
答えは堂々巡りして
知らないままでなければ
歩いていけないほど
未来は暗くはない筈だけれど
あらゆる問いは 暫く
そっとして
ここから なのだと
明らかにしたら
そこから先は
足元の地は固まって揺るがずに
今在る此処に 身を置いて
心を寄せてみるのです
***
先のことなど気にせずに
前のことも気にせずに
今 知らされることと
見えること 触れられることから
身に与えられた 今に居て
そっと想像するだけ
心を向ける それだけで
世界には
一つの小さな変化が起きて
ゆっくり けれど確かに
目の前の世界は変化していきます
無理にでなく
自然に そっと
ほんの少しの時間でも
今より少し余計に心を向けるなら
小さなものや
遠くのもの
見えないもの
触れられないものは
確かなものになっていきます
身体や心を健やかに
柔らかにして 想像したら
大切に想い合うことや
喜びを見つけて
不安や心配は陰を潜め
目の前は美しい世界へと
変わっていくかもしれません
心を向けて
心を寄せて
小さな変化をして
その変化した世界を楽しんで
大切にしていたら
その分だけ 目の前の世界は
美しく感じられてくるのです
ものも 人も生き物も
心を掛けたら伝わって
大切にされていると分かります
会えない時も いつもいつも
心を向けているなら
『あなたは大切な存在です…。』
そう伝わって 感じられて
笑顔になれるかもしれません
夏の暑さが戻って来ました
あなたが健やかでありますように
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary